【保護犬を家族に】倉敷市保健所出身のチビ・ミンゴ君、夢に出てきた運命の子

保護犬

倉敷市保健所に収容される犬は、人と暮らしたことのない「野犬」がほとんどですが、なかには生後数週間の赤ちゃんや、妊娠した母犬が保健所で出産するケースもあります。

コロコロの子犬は可愛いですが、長時間のお留守番が難しかったり、いたずらする子もいます。

今回の主役は、お留守番用のサークルの屋根をジャンプや体当たりで突破!お散歩は、数歩いては止まるを繰り返していたチビ・ミンゴ君。

子犬は可愛いだけじゃない、いたずらした時期もあったことをお話いただきました。

夢に出てきた運命の子|チビ・ミンゴ君

5代里親飼育をしてきたママに、大切に大切に育てられすくすく成長したチビ・ミンゴ君は、お告げの夢に出てきたワンコにそっくり。

今はトイレの失敗、無駄吠えもないけれど、子犬期は「ぼく、お山の野犬の子だよ?」と言わんばかりのヤンチャっぷりを見せつけてくれたそうですよ。

倉敷市保健所出身 元野犬
夢に出てきた“赤茶色の子”を探すなかで出会った運命の子
愛犬の名前チビ・ミンゴ君
推定年齢1歳
我が家記念日2022.11.30
先住犬・猫先代ワンコ:倉敷っ子先輩(お空へ)

虹の橋を渡ったワンコのお告げの夢

チビ・ミンゴをお迎えした年の元旦に、虹の橋を渡ったワンコの夢を見ました。

その子が「ママ、帰る」と言った目線の先には、1匹のワンコ。

夢の中のわたしが「え??この子?」と聞くと、「うん!」と尻尾をふりふりしてこちらを見る姿。

その日から、夢に出てきた“赤茶色の子”を探しはじめました。

信頼できる倉敷市保健所のボランティアに相談

これまで保護犬を引き取ってきた経緯から、まずは地元の高松市保健所に行きましたが、見つからなかったため、倉敷市保健所のボランティアさんに相談しました。

レイン
レイン

なんで倉敷のボランティアさんに相談したの?

2023年の春に他界した先代犬のわんちゃんも、倉敷市保健所出身です。

倉敷市保健所ボランティアteamKARは、わんちゃんの時からお付き合いがあり、引き取った後のアフターケアも親切丁寧。新しい子を迎えたいと考えた時も、気軽に相談しやすかったです。

倉敷市保健所出身 元野犬
頬に傷を治療中のころ

保健所へ行き、隅っこにいた子がチビ・ミンゴです。

頬の傷が化膿し治療が必要だったため、わが家にお迎えするまでの間もボランティアさんが傷のケアをしてくださいました。

レイン
レイン

チビ・ミンゴ君をケアしてくれたのは
レインを助けてくれた、あさ太ママなんだよ!

「この子を迎えよう」と思った決め手は、お鼻の模様です。

夢の中で「帰る」と言ったミンゴが教えてくれた“赤茶色の子”、ミンゴと同じ場所がピンク色の子犬だったので名前はチビ・ミンゴにしました。

亡きミンゴが帰ってきた子だからでしょうか?「お気に入りのものを隠す」「水を飲む時にわざと周りに濡らす」など、ミンゴと似た子に育っているなと思う瞬間があります。

成犬は、またご縁があれば迎えられるかもしれませんが、わたしの年齢もあり、最後になるあろう子犬。どんな贅沢よりも贅沢なことです。

サークルから抜け出しコードを破壊!

レイン
レイン

迎えたころのチビ・ミンゴ君のお話を聞かせてほしいな!

お留守番用のサークルは、屋根をつけていましたが、ジャンプや体当たりで突破!

ぼく、お山の野犬の子だよ?身体能力高いでしょ!?」と、言わんばかりのヤンチャも子犬ならではです。

叱ると絵に描いたように反省して、部屋の隅っこに座ってしょんぼり……。真剣に落ち込んでいる姿が、可愛くてたまりません。

コードを破壊したり、トイレシートを破ったりもしましたが、子犬期は防いでも「やられる時はやられる」そんなものだと思います。

倉敷市保健所出身
元気いっぱいなのも子犬ならでは

家ではなかなかのヤンチャっぷりですが、実は怖がりで人見知り。

お散歩はまず、抱っこして歩くことからスタートし、そこから地面に降りて歩けるようになりましたが、数歩いては止まるの繰り返し……。まるで“だるまさんがころんだ”のようでした。

首輪2個とリード2本は、保護っ子のお散歩で大切な約束ごと。ハーネスと連結するナスカンは亡くなった子の遺品を引き継いでいます。

受け継がれたものを見るたびに、「この子はどんな大人になるのだろう」と愛おしく感じますね。

仲良くなろうとするこちらに応えてくれる

5代里親飼育をしましたが、シンプルに野犬っ子は「こんなにも賢いのか!」と感心する点が多いです。

トイレも覚えたあとの失敗は皆無ですし、無駄吠えもしない。わが家に迎えて1年、修理に来た電気屋さんに吠えた時は「おぉ…この子も犬だったんやな!」と思ったくらいです(笑)

どの子の時もそうでしたが、成犬からの飼育でも、子犬からでも、犬は犬。

仲良くなろうとするこちらに応えてくれます。しみじみ、それを幸せに感じています。

倉敷市保健所出身

これまで命を見送る大切さ、淋しさを経験し、虹の橋にいる子達と夢で会うたびに「いつか100点満点の飼い主になれるかな〜。」と思う夜もあります。

わたしの心と仕事を支えてくれた歴代ワンコ。この子達を育ててきた経験値を、すべてチビ・ミンゴに。

引き継がれたグッズと思い出、飼い主としての知識や愛情、いろいろなものと共にチビ・ミンゴは育っています。

レイン
レイン

チビ・ミンゴ君のママありがとう!

倉敷市保健所には、ずっとのお家を待っている子がまだまだいるよ。

倉敷市保健所ボランティアteamKARのInstagramをチェックしてみてね!