【保存食】カビ防止に酒粕がおすすめ!初心者でも失敗しない味噌作り

保存食・発酵食

冬に仕込む保存食代表と言えば「味噌」。身近な調味料でありながら、「手作りは難しい」というイメージがある方も多いのではないでしょうか。

さらに、手作りで1番心配な「カビ」の存在が、手作りするハードルをあげてしまいます。

しかし、カビは、酒粕を使うことで簡単に防ぐことができます。

ただ寝かせておくだけで完成する、失敗しない味噌作りをご紹介します。

我が家の手作り味噌

ストーブで大豆を煮る

昨年作った物が足りなかったので、今年は量を増やして大豆1.5kg、米麹3kgで作りました。

1.5kgの大豆を柔らかくなるまで煮込むのは、時間もガス代もかかりますよね。

そこで活躍するのが石油ストーブです。

レトロかわいい 50年前のニッセンストーブ

冬休み期間を利用して、ストーブの上でコトコト。

家中に広がる、大豆のいい香りに癒されます。

すり鉢とすりこぎを活用

自家製味噌づくり

大豆を潰す作業もいくつか方法があります。

①フードプロセッサーやブレンダー
②袋に入れて、手や足で潰す
③すり鉢とすりこぎ

私がすり鉢とすりこぎを使う理由は、エネルギーが伝わると思うから。

お腹が痛い時に、お母さんが手を当ててくれるだけで、痛みがひいた覚えはありませんか?

「お手当」という言葉があるように、手から伝わるエネルギーがあると私は信じています。

1年間お世話になる大切な保存食だからこそ、手を使って丁寧に仕上げたいのです。

酒粕でカビ防止

手作り味噌で1番心配なことは、カビがはえること。ふたを開けて、毎日中身をチェックするのも大変ですよね。

そこでおすすめするのが「酒粕」です。

自家製味噌 酒粕でカビ防止

できあがった味噌の上にたっぷりと、酒粕をのせます。

この味噌と一緒に熟成した酒粕がおいしいのです!

粕汁はもちろん、味噌の塩分も吸っているので、お酒のアテにもなりますよ。

10ヶ月寝かした自家製味噌

昨年12月に仕込み、10ヶ月寝かした自家製味噌を、取り出しました。

自家製味噌 酒粕でカビ防止 10ヶ月後

カビ防止にのせた酒粕が、旨みを吸い込み茶色くなっていますね。

自家製味噌 カビなし

酒粕をはがしても、カビは見当たりません。

味噌が発酵熟成した時に出来る副産物「味噌たまり」もでき、いい感じに仕上がっています。

自家製味噌10ヶ月後

残っている大豆のつぶつぶ感は、これから寝かせるうちに減ってくるでしょう。

麹たっぷりで、ちょっと甘めの味噌は、市販品にはないリッチなお味です。

ただ寝かせておくだけで完成

季節に合わせて作る保存食は、手間も時間もかかるけれども、1度作るとなくてはならない我が家の味として、生活の一部になります。

時間をかけて発酵、熟成した旨味は他に変えることのできない宝物です。

酒粕でふたをすることで、カビを心配や天地返しも必要ありません。

味噌作りでカビに悩まされている方は、ぜひ1度お試しください。