新しい子を飼うとペットロスは克服できる?再びペットを迎えるタイミングとは?

ペットロス

ペットロスの苦しみを軽減するために「新しい家族を迎えると良い」と言われています。

この記事に辿り着いた方は、まさに今、「新しいペットを飼うか悩んでいる」のではないでしょうか?

先に結論を言いますと、ペット迎えるタイミングに正解はありません。

そして筆者は、新しい子を飼いペットロスが軽減されました。

大切なのは、飼い主さんの心の準備が整い、新しい子を幸せにできるかどうかです。

この記事では、愛犬を事故で亡くしペットロスになった筆者が、2年3ヶ月で新しい子を迎えるまでの葛藤と、心の変化を紹介します。

再び苦しさを感じた時、わたしの心を癒してくれたのはペットの優しい瞳でした。

ペットロスと心の準備が整うタイミング

はじめに、「ペットロス」とは何か簡単にふれさせていただきます。

「ペットロス」とは、家族であるペットを亡くしたことによる悲しみのことです。

重症化すると息切れや動悸、めまいなど精神的・身体的なダメージとして現れます。

ペットを亡くした方には、「2度と悲しい思いをしたくないから飼わない人」「すぐにお迎えする人」のほか「今いる子が亡くなる前に飼う人」がいます。

新しい子を迎え入れたい気持ちと、亡くなった子に申し訳ない気持ちとで葛藤する方も少なくないでしょう。

心の準備が整うタイミングは、亡くなってすぐかもしれませんし、1ヶ月後、1年後、もっともっと先かもしれません。

人それぞれ違って当たり前、新しい子を愛してあげられるのであれば、いつだっていいのです。

ペットロスの筆者が新しい子を迎えたタイミング

わたしは、愛犬が亡くなった2年3ヶ月後に新しい子を迎えました。

新しい子は、亡くなった子と同じ倉敷市保健所に収容された元野犬です。

新しい子を幸せにできればいつでもいい

新しい子を迎えるタイミングは、「もう1度ペットと暮らしたい」と思った時や、「迎えたいと感じた子」に出会った時など人それぞれです。

亡くなってすぐでも、数年かかっても、気持ちに整理がついた時が、あなたにとってベストなタイミングだと思います。

大切なのは、飼い主さんの心の準備が整い、新しい子を幸せにできるかどうかです。

新しい子を飼うとペットロスは克服できる?

わたしは、家族をはじめ周りの人の支えてもらい、ペットロスを克服しました。

そして、新しい子を迎えてからは、体調をくずす頻度が減っているのを実感しています。

再びペットと暮らすようになってから、眠っていた感情が動き出し、ただの日常が輝いて見えました。

失った悲しみから、大好きだったあの子を穏やかな気持ちで思い出せるようになったのです。

失った悲しみから感謝の気持ちに変わる

新しい子を迎えしたとしても、亡くなった子を忘れることはありません。

忘れるどころか、思い出す時間が増える方もいるでしょう。

会いたくても会えなくなってしまったペットを思い出すことは、苦しくてツライ。この事実は変わりません。

それでも、新しい子の成長を見届ける日々は、ペットを失った悲しみから亡くなった子への感謝の気持ちへと変えてくれました。

わたしもそうであったように、「あの時こうしてあげればよかった」「もっと早く気づけたらよかった」などといった、「できなかった」後悔からペットロスになる方も少なくありません。

新しい子を迎えられたら、亡くなった子にできなかったこと、ペットと暮らした経験と愛情を注いであげてください。

きっと、お空の上から「ボク(ワタシ)の分まで幸せにしてあげて」と見守ってくれているはずです。

新しい子を迎えるまでの筆者の葛藤

新しい子を迎えるまでに、わたし自身さまざまな葛藤がありました。

迎えられなかった1番の理由は、「1頭でも幸せにできたら」という思いで迎えた保護犬を、3歳という若さで事故死させてしまったことです。

予想できず、防ぐことも難しかった事故とはいえ、「あの時こうしていれば…」と自分をせめました。

そのことから、「愛犬を事故死させてしまったわたしに、新しい子を迎える資格があるのだろうか」と悩んだのです。

託していただいた大切な命を守れなかったことを悔やむわたしに、ボランティアさんはこのような声をかけてくださいました。

あの子が、大切な家族を守ってくれたんだね。いっぱいいっぱい褒めてあげて。

気持ちが落ち着いたら、ぜひまた倉敷っ子をお願いしますね。

亡くなった子もそれを望んでいるはずだから。

この言葉に救われ、気持ちが落ち着いたら新しい子を迎えようと決めました。

心の準備が整ったタイミングで新しい子を迎えられたのも、ボランティアさんの優しさに甘えられたからです。

ペットロスから新しい子を迎えた人たち

ペットロスを経験し新しい子を迎えた方のSNS投稿からは、

「生きものがいるっていいな」
「亡くなった子が繋いでくれた縁」
「あの子もこうだったな」

といった、大好きだったあの子を穏やかな気持ちで思い出している様子が伝わってきます。

↑わかります…。さみしさは紛れるけど、亡くなった子に会いたくなりますよね。

「肉球のにおい」「かけよってくる足音」など、ペットにしか埋められない心の隙間もありますよね。

まとめ|新しい子を迎えてペットロスが軽減された

この記事を書いている途中、亡くなった日のことを思い出し、涙が止まらなくなりました。

それでも最後まで書き切れたのは、亡くなった子を穏やかな気持ちで思い出せるようになったからです。

悲しい気持ちになり落ち込んでいる時も、いつもと変わらない優しい瞳で見つめ、散歩に出かければ尻尾を振りながら歩き、ご飯を楽しみにしている愛犬の姿を見れば、自然と笑顔になり前向きな気持ちがわいてきます。

ペットロスから立ち直った今であれば、亡くなった子にできなかったことを新しい子に全力で注いであげられます。

亡くなった子と比べてしまうこともありますが、決してナガティブな感情ではなく「やっぱりあの子はかしこくて優しい子だった」という誇らしい気持ちです。

虹の橋を渡り、お空の上から「ボク、良い子だったでしょう?」と見守ってくれているように思えてなりません。

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