「あの子は幸せだったかな?」
「もっとできることがあったかもしれない…。」
亡くなったペットを思い出すたびに涙があふれ出し、苦しくて眠れない日々を過ごしていませんか?
この記事では、愛犬を事故で亡くし、ペットロスになったわたしの心を癒してくれた7つの方法を紹介します。
それぞれの何が、どうよかったのかを、わたしの実体験を交えてお話しします。
ひとつでも、あなたの心を癒すヒントになれば幸いです。
愛犬を事故で亡くした私を襲った心と体の不調
ペットロスでわたしが感じた、心と体の不調は次の通りです。
- 食欲がなく1日1食
- 睡眠時間は2〜3時間
- 家から出られない
- 今までできたことが苦痛に感じる
- 記憶がなくなる
食欲がない、眠れないなどの症状がある場合は、医療機関に相談されると良いでしょう。
しかし、外に出ることも苦痛な時は、病院にすら行きたくないものです。
行きたくないのであれば、無理する必要はありません。
まずは、悲しい・苦しいと感じている自分を受け入れましょう。
心が落ち着いてきてから、できそうなことをはじめてみたらいいのです。
ペットロスで苦しむ心を癒した7つの方法
今回お話する内容は、あくまで筆者がペットロスを乗り越えるきっかけになった事です。
とはいえ、わたし自身、何が正解で何がよかったのか、今も正解が見つかっていません。
わたしの体験談の記録であることを、予めご了承ください。
ペットロス経験者が作るオリジナル商品
「ファンデルワン」は、糸を編んで作るオリジナル商品を製造・販売されているお店です。
社長ご自身もペットロス経験者で、お客様の思いを大切にされています。
「悲しいのは自分だけではない」とツライ気持ちを隠していた時に、「涙が止まらないのは、それだけ彼を愛していた証拠です。いっぱい、いっぱい泣いてあげてください。」と声をかけてくださいました。
とは言っても、会いたくても会えなくなってしまったペットを思い出すことは、苦しくてツライものです。
そんな時わたしは、お気に入りのクッションをギュッと抱きしめます。
すると、わが子が帰ってきたような温かさが伝わり、じんわりと心が癒やされるのです。
【ファンデルワンの店舗情報】
通販サイト:ペットオリジナルグッズ/虹の橋からの贈り物
眠れない原因は心の問題
人間の三大欲求のひとつでもある睡眠は、生きていくために大切なことです。
「ねむたや」さんは、香川県にある寝具専門店です。
亡くなったペットのことばかり考え寝つけず、眠れても2〜3時間で目が覚めてしまう日が続いていたころに出会いました。
「あなたが眠れない原因は、寝具ではなく心の問題です。」
これは、お店に訪れた時に、わたしが店主に言われた言葉です。
いい寝具を売っているお店は、他にもあるかもしれません。
しかし、眠れない原因を一緒に考え、「どうしたら安眠できるか」提案してくださるお店はここしかないでしょう。
悲しい・苦しい気持ちを受け入れる
実はわたし、数年前まで「ヨガって宗教っぽくて苦手だ」と感じていました。
しかし、“当たり前が出来なくなった自分”に自信を持てなくなった時、わたしを救ってくれたのは、ヨガの教えです。
ヨガ哲学は、日常に取り入れやすいヒントが詰まっています。
例えば、「ペットを失った悲しみにふたをする」という自分にうそをつくことは、サティヤ(正直)。
うそをつき、自分を傷つけることは、アヒムサ(非暴力)に反する行為です。
悲しみのあまり、自分を傷つけてしまった時、ヨガの教えが自分の心に向き合う大切さを教えてくれました。
ざわざわする心を癒してくれた
突然ですが、ご飯は食べられていますか?
大好きだったペットのいない淋しさから、食事が美味しくなくなり、食欲が低下する場合があります。
わたしも例に漏れず食事の回数が減り、次第に食べられるものも限られてきました。
1番ひどい状態の時は、フルーツやアメ、レーズンしか食べられず、体重は10kg落ちました。
久しぶりに心から「おいしい…」と感じられた1杯のチャイ。
お腹の中からじんわりと温かさが広がり、心の詰まりを溶かしてくれるような感覚は、今でも忘れられません。
そこから、どっぷりスパイスにハマることになり、今では世界三大医学のひとつ、アーユルヴェーダを学んでいます。
敏感になった心に素直になる
ストレスを抱え、「不快だ」「嫌だ」と感じていませんか?
些細なことが気になってしまうのも、心が敏感になっているのだから仕方ありません。
「好きだったものに魅力を感じなくなった」のであれば、思い切って処分してしまうのも方法のひとつです。
掃除、整理整頓をした後に、「気持ちがスッキリした」という経験がある人も少なくないと思います。
不要なものを手放すと、気持ちが整理され心が落ち着きます。
自分が「嫌だな」「苦手だな」と感じることを、ひとつずつ減らしてみてはいかがでしょうか。
「嫌じゃない?」自分の心に聞いてみる
大好きなペットが亡くなってツライ。でも、仕事や学校は休めない。
嫌ですよね。苦しいですよね。
わたしも我慢して仕事に行き続け、その後体調を崩しました。
人は、達成した充実感や満足感を得られる「やりたいこと」に目を向けますが、「本当はやりたくないこと」には目をつぶり、嫌なことを我慢してしまう生きものです。
ペットロスの時は、やりたいことを探すより、やりたくないことを1個でも減らすと心が楽になります。
無理していませんか?もしくは、無理していることに気づかないふりをしていませんか?
ぜひ、自分の心に聞いてみてください。
無心になれる時間は心地いい
「散歩して太陽の光を浴びましょう」インターネットや本、病院でも推奨されるお馴染みのケア方法です。
しかし、“出かけたくない”と感じる方も少なくはありません。
散歩は、いつも隣を歩いていた愛犬がいない、会えなくなった現実を突きつけられます。
そのため、「毎日歩いた思い出の散歩コースを通るのがツライ」と感じるのは当然です。
散歩ができなかったわたしが、オススメする草抜き。
草抜きは、1歩前の草だけを見て、黙々と手を動かし、嫌なことを考えない時間を作ってくれます。
無心になれる時間は、不安や後悔が襲ってくる苦しみから解放してくれました。
まとめ|ペットロスを乗り越えた今も続けている習慣
苦しくて眠れなかった、わたしの心を癒した7つの方法をご紹介しました。
亡くなった愛犬が帰ってきたような気持ちになるクッション。
悲しみが襲ってきた時に包み込んでくれる寝具。
ざわつく心を落ち着かせてくれるスパイスや考え方。
どれも今も続けている習慣や大切にしているものばかりです。
これらは、わたしが乗り越えるきっかけとなった事であり、それぞれ合う、合わないがあるでしょう。
それでも、誰かの心を癒すヒントになれば幸いです。