はじめての方へ、まず読んでほしい記事

体験談|ペットロスが苦しいのはなぜ?涙が止まらないときの過ごし方

【体験談】ペットロスが苦しいのはなぜ?辛い毎日がちょっと楽になる工夫 ペットロスと向き合う
記事内に広告を含む場合があります。

この苦しみは、いつまでつづくの?
もう一度あの子に会いたいよ…。

ペットとの別れは、言葉では表せないほど辛いですよね。

ふと目に入った、いつも眠っていたクッション。

あの子の気配を思い出して、突然涙が止まらなくなる…。そんな瞬間が何度も訪れます。

眠れない。食べられない。たださみしくて、会いたくてたまらない。どうしたらこの悲しみから抜け出せるのか、わからなくなることもあると思います。

私自身も、そんな日々を過ごしてきました。

この記事では、ペットロスで私が経験したリアルな症状と、少しずつ心が軽くなった過ごし方をお話しします。

あなたがひとりで苦しむことのないように、少しでも支えになれたらうれしいです。

ペットロスが苦しい・辛いのはなぜ?

「ペットロスが苦しい・辛いのは、亡くなった子が大好きだから。

これが、私のたどり着いた答えです。

家に帰るとかけよってきて、ごはんを食べる時も、寝る時もいつも一緒だった大切な存在…。

大好きなあの子の声がもう聞けない。ギュッと抱きしめたいのに、それができない。

会えないってわかっているけど、もう一度会いたい。

亡くなった今も…好きで、好きで、大好きだから、思い出すたびに涙があふれて、苦しくなるのだと思います。

そんなふうに思って泣いてくれる飼い主さんに出会えた子は、きっと、生きていた時も、旅立った今も幸せです。

だから、大好きすぎて苦しい気持ちを、どうかそのまま大切にしてくださいね。

【体験談】ペットロスで辛すぎて苦しかった3つの症状

ペットロスで辛すぎたとき、私自身がとくに苦しいと感じた症状は次の3つでした。

・涙が止まらない
・眠れない
・食欲がない

どれも、ペットロスでよくある症状だと言われています。

たかお
たかお

私もまさにそのとおりで、生活に支障が出るくらい苦しかったです。

涙が止まらない

ひとりの時間、家事をしている時、寝る前など…ふとした瞬間に涙があふれて止まらなくなりました。

しっぽを振って迎えてくれた姿を思い出すたびに胸がしめつけられて、気づけば泣きすぎて頭が痛くなることもありました。

眠れない

なかなか寝つけないのはもちろん、ようやく眠れてもすぐに目が覚めてしまう…。

2〜3時間しか眠れない日が何ヶ月もつづき、体力的にも精神的にもボロボロに。

寝不足になるとマイナス思考になって、また涙が出て、日中はボーッとして頭が回らない。

ほんとうに悪循環でした。

食欲がない

何を食べても味を感じられず、美味しいとまったく思えなくなりました。

おなかが減ることもなく、食べたい気持ちさえ消えてしまって、レーズンとアメだけで過ごした日もありました。

犬や猫との別れが辛いときに知ってほしいこと

犬や猫との別れは、想像以上に心に大きな穴をあけます。

頭では「寿命だから仕方ない」「いつかは来る日だった」とわかっていても、心が追いついてこないんですよね。

私も実際に経験して、はじめて気づきました。

あの子の毛並みや寝息、目が合ったときの安心感…。

すべてが日常の一部だったのに、それがある日突然ごっそり消えてしまったのです。

いつも眠っていたクッションを見ても、もうそこにはいない。

それだけで涙が止まらなくなる日もありました。

「何をしても楽しくない」「生きてる意味がわからない」

そんなふうに感じてしまうのは、それだけ本気で愛してきた証拠です。

愛したぶんだけ、ちゃんと悲しんでいい。無理に元気にならなくて大丈夫です

辛すぎるペットロス‥‥立ち直れる?

涙があふれて止まらない日々。心も体も限界で、「このまま一生立ち直れないかもしれない…」と不安になることもありますよね。

食欲がなくなったり、眠れない日が続いたりすると、自分でもどうしたらいいのかわからなくなるものです。

でも、どうか安心してください。

今はとても苦しいかもしれませんが、亡くなったペットを思い出す時間は、少しずつ未来へ進む力を育んでくれます。

ペットロスの克服とは、亡くなった子を忘れることではありません。

「忘れられないままでいい」
「これからもずっと大好きなままでいい」

そう気づいたとき、その思いが「あたたかい記憶」となって思い出せる瞬間が、少しずつ、少しずつ増えていくはずです。

【体験談】ペットロスの苦しさを軽くする5つの工夫

ペットロスで苦しくて、何もしたくない…。

そんなときに、私が実際にしていたことをお伝えしますね。

①泣きたい時は泣く
②気持ちを吐き出す
③無理をしない、頑張らない
④考えない時間を作る
⑤好きなものを飾る

どれも特別なことじゃないけれど、我慢せずに自分の気持ちをそのまま受け入れることで、少しずつ楽になりました。

①泣きたいときは泣く

泣くのを我慢する

これは、ペットロスのときにいちばんやってほしくないことです。

涙があふれて止まらないのは、それだけその子を大切に思ってきた証。

「会いたい」「大好き」という気持ちは、すべて宝物なんです。

だからこそ、泣きたいときは思いきり泣いていい。

その気持ちを、お空にいるあの子にたくさん届けてあげてくださいね。

②気持ちを吐き出す

心の中にためこんだ気持ちも、ノートやSNSに書き出すだけで少し楽になります。

「さみしい」「辛い」と言葉にするだけで、ちょっぴり心が軽くなるんです。

家族にすら本音を話せなかった私が、はじめて言葉にできたのが、ペットグッズを販売しているファンデルワンさん

ご縁があって、亡くなった子のブランケットをお願いしたのですが、そのやりとりが本当に丁寧で…。

社長さんだけには、「さみしい」「辛い」って気持ちを素直に打ち明けられたんです。

あの時、私が「話してもいいんだ」と思えたように、あなたにも言葉にしてほしい。

その想いが、今こうしてブログを書く原動力になっています。

③無理をしない、頑張らない

気がゆるんだ瞬間、涙があふれてしまう。

人に会うのも話すのも辛い。それでも、学校や仕事に行かなきゃいけない…。

涙がこぼれそうなのに笑ったり、 さみしさを埋めようと予定をぎゅうぎゅうに詰めたり…。

本当は苦しいのに、ガマンしてしまう人も多いはず。

でも、学校や仕事に行っているだけで、あなたは、もう十分すぎるほど頑張っています。

だから、どうか“無理に頑張らない”自分を許してあげてくださいね。

④考えない時間を作る

ペットロスで苦しいときほど、大切なのは「考えない時間」です。

でも実際には、お風呂に入っていても、洗い物をしていても、ふとした瞬間に 「もうお世話できないんだ…」 というさみしさが押し寄せてきます。

そんなとき、私がよくしていたのは掃除や草抜き。

目の前のことに集中して、ただ黙々と手を動かす。ただそれだけなのに、何も考えない時間がいつの間にかできていました。

ほんの短い時間でも、そういう積み重ねが、気づけば少しずつ心を軽くしてくれたんです。

⑤好きなものを飾る

亡くなった子の写真や好きだったものを飾ること。

これは、私が心からおすすめしたいことのひとつです。

あの子が好きだったものでも、飼い主さん自身が好きなものでも大丈夫。

カタチにこだわらず、思うままに飾ってみてください。

泣きながら手を合わせる日があってもいいし、笑って話しかける日があってもいい。

その子のために向き合う時間が、少しずつ悲しみを和らげてくれるはずです。

まとめ|大好きなペットとの思い出は、いつかあなたを支える力になる

大好きなペットと過ごした時間は、あなたとあの子だけの大切な宝物です。

だから、無理に元気にならなくてもいいし、立ち直ろうと焦る必要もありません。

泣いたり、思い出したり、時には笑ったりしながら、その子を大切に想う気持ちを抱きしめて、ゆっくり前に進んでいきましょう。

今は苦しいかもしれませんし、時間がかかるかもしれません。

それでもいつか、あなたの悲しみが、やさしい記憶へと変わっていく日が訪れるはずです。

おまけ|2度目のペットロスを経験して…

実は、この記事を書いたのは、私が最初のペットロスを少しずつ乗り越えられたと感じるようになってからのことでした。

その後、ご縁があって新しい子を迎えました。

正直、「もう失うのが怖い」という迷いもありました。

でもそれ以上に、「また誰かを愛したい」という気持ちが、私の中で芽生えていたんです。

…けれど、その子も病気で突然、私の元を旅立ってしまいました。

そして、また心が粉々になりました。

それでも今、私は前を向いて、この“おまけ”を書いています。

「泣きたい時は泣けばいい」
「忘れなくていい」
「ずっと大好きなままでいい」

そんな心の土台が、ちゃんとできていたのだと思います。

2度のペットロスを経験しても、決して“慣れる”なんてことはありませんでした。

でも、「悲しみと一緒に生きていく」ということが、少しずつできるようになっていたんです。

亡くなった2頭の愛犬たちは、悲しみだけでなく、愛すること、愛されること…数えきれないほどの幸せな時間を、私に教えてくれました。

愛犬たちから受け取ったやさしさを、次の子に注ぎたい。だから、今できることを少しずつやっていこう。

そんなふうに思いながら、日々、自分の気持ちと向き合っています。

人間よりずっと短い寿命のなかで、こんなにも多くのことを教えてくれるペットたちに、心から感謝しています。

▼闘病の末、亡くなった愛犬のお話はこちら

コメント 承認後、コメントが公開されます。