「せっかく迎えたのに、うちの子は全然遊ばない……」
そんな悩みを抱えているあなたへ。
保護犬の中には、過去の経験から遊び方を知らなかったり、怖がりだったりする子が多くいます。
でも、大丈夫! 焦らず愛情を注ぐことで、少しずつ変化していきます。
今回は、最初は固まって動かなかった保護犬の1年後の姿を紹介します。あなたの愛犬も、きっと変われます!

「大丈夫!遊べるようになりますよ♪」と自信をもって言えたらいいのですが…
成犬の保護犬を迎えて1年、うちの子もまだ成長途中です。
すべてが怖い!ブルブル震えて動かなかった

まずは、お迎えしたころの様子を振り返ります。
・触ろうとすると逃げる
・ご飯を食べてくれない
・苦手なことをするとお口が出る
目に映るすべてが怖い!
ブルブル震える姿が、お化け屋敷に迷い込んだ子どものようで、一緒に遊ぶ姿なんて想像できなかったです。

ちなみにうちの子は…
犬同士でも遊べないので、ドッグランも苦手です(汗)
1年後、こんな変化が!

最初は固まっていた子も、1年後には……
・甘えるようになった!
・お散歩中に楽しそうに歩くようになった!
・自分の気持ちを伝えられるようになった!
「遊ぶ」という形ではなくても、保護犬は少しずつ心を開いてくれます。
遊べないけど、甘える姿が可愛すぎる!
ちなみに、お迎えして1年経ちましたが、今もおもちゃでも、ドッグランでも遊べません!
でも、そんなことどうでもいいくらい、甘える姿が可愛すぎるので、うちの子自慢をさせてください。
たとえば…

↑こちらの写真。
「その美味しそうなものちょうだい♡」と、あごを乗せておねだりするんです♡
ウルウルの瞳で見つめられると、心臓が止まりそうなくらいドキドキしちゃいます。
他にも、もっと欲しいと甘噛みして催促するといったワガママも出てきました。
手を伸ばせば震え、触ることも難しかった時期からは想像できないほど、この1年で表情が豊かになった。
もう、十分すぎる大進歩!ドッグランやおもちゃで遊べなくても、全く問題ありません。
なぜ遊ばないの? 保護犬の気持ち
保護犬が遊ばない理由はさまざまですが、主に以下のようなものがあります。
過去の経験:遊んだことがなく、どうすればいいのかわからない。
警戒心が強い:新しい環境に慣れておらず、不安を感じている。
体調の問題:ストレスや体調不良で遊ぶ余裕がない。
保護犬が安心できる環境を整える
保護犬を迎えた飼い主さん、または保護犬を引き取りたいと考えている方は、きっと心の優しい方なんだと思います。
だからこそ、「この子を幸せにしてあげたい」と思い、「何ができるのだろう」と考えてしまうのではないでしょうか。
考えるから“難しい”のであって、実は特別な何かをするは必要ありません。
毎日ご飯が食べられて、ふかふかなベッドで眠れる。
飼い主は、犬が安心できる環境を整えてあげるだけでいいのです。
リラックスできる場所を自分で見つける
同じ場所から動かなかったうちの子も、今はさまざまな場所で過ごせています。
保護犬を迎えてぶつかる壁のひとつ「部屋の隅から動かない」。
これは、テーブルの下、部屋の隅のように、薄暗い場所、体にフィットするスペースは、穴ぐらに近い環境になり、犬にとって安心する場所だからです。
ボランティア譲渡で人との暮らしを経験しているうちの子も、はじめの3ヶ月は同じ場所から動きませんでした。
少し前に出てきてはまた戻る。一進一退の繰り返しです。

この時大切なのは、リラックスできる場所を自分の力で探す姿を見守ること。
うちの子の場合は、以下のような流れで今に至ります。
①ドッグスペース
②イスやテーブルの下
③イスやテーブルの横
④リビング全体
⑤イスやクッションの上
できたことが自信になって、次にチャレンジしたくなるのは人間と同じかもしれませんね。

動き出したことをきっかけに
室内係留を見直しました!
歩けるだけで100点!徐々にステップアップ
人を避けてお山で暮らしてきた野犬、警戒心の強い保護犬は、リードをつけて人と一緒に歩けるだけで100点です。
まずは庭からスタートし、徐々にステップアップすると良いでしょう。
例えば、以下のような感じ。
①自宅の庭や玄関
②早朝や夜の自宅周辺
③人が少ない空き地や公園
④距離をのばしていく

里親さんにインタビューしたところ
「ビビリだけどお散歩は好き」
という子が多かったです。

うちの子は、“できるかぎり家から出たくない”タイプです。
散歩は習慣化しましたが「そっちは行きたくない」「早く帰ろう」とする日もあります。
そんな時は、無理に引っ張らずに「もう少し歩こうよ」とか、一緒に座って「風が気持ちいいね〜」などと話しかけて動き出すのを待ちます。
「暴れたらどうしよう」と心配になるかもしれません。
それでも、できるだけ飼い主さんが散歩を楽しむ姿を見せてあげてくださいね。
楽しい時間が心の距離を縮めた

散歩が出来るようになったタイミングで、わたし達の趣味であるキャンプに出かけました。
知らない場所での脱走は、“死”を意味します。
脱走させない係留、人が常に横で見ている必要があり、簡単にオススメできることではありません。
でもやっぱり「連れて行ってよかった」と感じたので紹介させてください。

自然豊かな場所で、家族がそれぞれ好きなことをするキャンプは、心落ち着く時間です。
犬は人の表情や感情を観察するので、わたし達がリラックスしていたのが伝わったのでしょう。
おやつを持っていないと近くにこなかった子が、自ら隣にやってきて足の上にあご乗せ!!
「知らない場所でも、この人達の横なら安心だ」と言っているようで、心の距離が縮まったのを感じました。
まとめ|うちの子は手がかからなくて飼いやすい
「食べない」は、手作りご飯で解決し、「動かない」は、見守っていたら少しずつ動けるようになりました。

体もさわらせてくれますが
10回くらい撫でると逃げます(笑)
じゃれないし、おもちゃで遊ばない、わしゃわしゃ撫で回せないけど大変だと思うことはありません。
放っておくくらいがちょうどいい子なので、家での暮らしになれてからは手もかからず飼いやすいと感じています。
保護犬を迎えたいけど不安な方は、性格やお散歩の様子が分かり、困った時は相談しやすいボランティア譲渡も視野に入れてみてくださいね。

わたし達の故郷、倉敷市保健所ボランティアteamKARのInstagramもチェックしてね。
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