「お迎えした保護犬がまったく遊ばない…」そんな悩みを抱えていませんか?
・他のワンちゃんはドッグランで楽しそうに走り回っているのに、うちの子は隅っこで固まってる・・・
・買ったおもちゃにも無関心で、不安になる…
そんな姿を見て、「うちの子、大丈夫かな?」と心配になりますよね。
でも、実はそれ・・・よくあることなんです!
保護犬の中には、遊び方を知らなかったり、過去の経験から怖がってしまう子も多く、「まだ安心していないだけ」という場合も多いんです。
今回は、ボールやおもちゃに無関心、犬同士でも遊べない、わが家の保護犬レインの成長記録をご紹介します。
最初はブルブル震えて動かなかったレインが、どんなふうに変わっていったのか??
保護犬が遊ばないと心配しているあなたに、「うちの子も、変われるかも」と感じてもらえたらうれしいです。

「遊べるようになりますよ♪」と自信をもって言えたらいいのですが・・・成犬の元野犬を迎えて1年、うちの子もまだ成長途中です。

名前:レイン
倉敷市保健所出身の元野犬
2023.4 推定4歳の時にお迎えしました。
遊ばなくても大丈夫!まずは信頼関係を深めることが大切
おもちゃで遊ぶどころか、怖がって逃げる。
そんな姿に、「ずっとこのままだったらどうしよう・・・」と不安になるかもしれませんが、焦らなくて大丈夫です。
なぜなら、うちのレインもいまだに遊べないから!!
▼下の写真をご覧ください。

いかがでしょう?部屋の隅で固まっていたのがウソのように、顔つきがやわらかくなったのが伝わりますか?
「遊ばない=ダメ」ではなく、「今は心を開く準備をしている」だけ。
安心できる場所だと分かり信頼関係が育てば、少しずつ可愛い姿を見せてくれるようになりますよ。

ゆっくり、のんびりいきましょう♪
遊ばないのは、過去の経験から遊び方を知らないからかも?
じゃあ、そもそもどうして遊ばないの?と思いますよね。
理由はひとつじゃなく、いろいろあります。たとえば・・・
・おもちゃ遊んだことがない
・他のワンちゃんと遊ぶ機会がなかった
・新しい環境に慣れておらず、不安を感じている
お迎え直後は「新しい環境での戸惑いや緊張」、少し慣れてきてからは、「どう遊べばいいのか分からない」ことが影響している場合もあるでしょう。
保護犬の気持ちを想像すると、たぶん感じです。

遊ぶってなに?
よくわかんない・・・
ボール?
わぁ、急に動いた!怖い・・・
遊ばないのは、あなたを信じようとしている途中だから

もし、迎えたばかりの保護犬が全然遊ばないとしたら・・・それはまだ「あなたを信じようとがんばっている途中」なのかもしれません。
知らない音、知らないにおい、知らない人。今はまだ、すべてがはじめて。
「遊びたい」という気持ちがうまれなくても、仕方ないのです。
ですので、まずは「ここは安心できる場所だよ」「きみの味方だよ」と、あなたの優しさを伝えてあげましょう。
それだけで、心の距離はちゃんと近づいていきます。
ドッグランで遊べない、ボールに反応しないのも…その子の個性

ドッグランで他のワンちゃんと遊べない。ボールやおもちゃにも反応しない。
家族になって約1年のレイン、今もなお、いい意味でマイペースです。
だからといって、困ったことは一度もありません。
「犬=ボール好き」「ドッグラン=楽しい」は、あくまで一般的なイメージの話。
たとえば、「犬だからボール遊びが好き」というのは、人間でいえば「女の子だからおしとやかにすべき」と言われているようなものだと思うんです。
これって、ものすっごくツライ・・・。と感じるのは、私だけでしょうか?
遊ばないのも、マイペースなのも、ぜ〜んぶ個性。その子のペース、その子の好みを受け入れてあげられると気持ちが楽になりますよ。

ブルブル震えちゃうレインが最高に可愛い!
1年後の姿が可愛すぎ!遊ばない保護犬の変化とは?

では、レインをお迎え当初はどんな様子だったのかを、ちょっとだけ振り返ってみます。
最初はとにかく怖がりで、
・さわろうとすると逃げる
・ご飯を食べてくれない
・部屋の隅で固まったまま
・苦手なことをするとお口が出る
もう・・・「食べない、動かない、さわれない」保護犬あるあるを、ばっちりコンプリート!
目に映るすべてが怖い!ここから逃げたい!とでも言うように、とにかくブルブル震えてました。
でも、それが1年後に・・・
・自分から甘えてくるようになった
・お出かけを楽しめるようになった
・「イヤだ」「ほしい」などと伝えてくれるようになった
心を開いてくれた姿。これが、何よりもうれしい成長です。
つづいて、どのように変わったのかを具体的に紹介しますね。

ここからしばらく、親バカ全開になります。
うちの子が1番!!飼い主さんなら、きっと分かってくれるはず♪
変化①|上目遣いで甘える姿にドキドキが止まらない
ドッグランでは遊べなくても、いいんです。おもちゃに無反応でも、全然OK!
だって、甘えてくれる姿が・・・もう、可愛くて、可愛くて、可愛すぎるんです!
たとえば、こちらの写真▼

「その美味しそうなもの、ちょうだい♡」と、あごを乗せておねだりしている様子です。
見てください!この上目遣い!
このウルウルの瞳に見つめられたら、こっちの心臓が持ちません・・・!
この表情を見せてくれるのは、家族だけの特権。この瞬間のために生きてる、と思えるくらい尊い時間です。

キュルルンってしたら、言うこと聞いてくれるの♡
みんなチョロいわね!
変化②|遊ぶのは苦手だけど散歩上手

レインは、人間だけでなく、犬同士で遊ぶことも苦手ですが、散歩はとっても上手です。
一歩一歩、てくてくと歩く姿がたまらなく愛おしいんです。
・公園でおやつを食べる
・海をボ〜ッと眺める
・キャンプ、車中泊 など
いつもと違う場所を歩くだけで楽しい。同じ時間を過ごせるだけで十分幸せです。

実は、お家の方が好きなの・・・
ナイショだよ。
変化③|ワガママを言えるようになった=信頼の証

ワガママ。実はこれも大きな成長のひとつなんです。
だって、信頼してなければ、自分の気持ちなんて出せませんからね。
たとえば…
・「散歩に行きたくない」と立ち止まる
・「もっとちょうだい」とおやつを催促
これだけ見ると、ただワガママな子?と思われがちですが、保護犬にとっては大きな一歩です。
部屋の隅で息をひそめていた子が、自分の気持ちを伝えようとする・・・もう、うれしすぎてケーキでお祝いしたくなっちゃいます!

ちょっと・・・おおげさじゃない?
まとめ|遊ばない=ダメじゃない。今しか見られない表情もある
遊ばない=ダメじゃない。
それどころか、保護犬には、今しか見られない特別な表情や仕草が、たくさんあるんです。
なぜなら、遊ばない時期こそが、信頼を育む大切なステップだから。その子のペースで、「心を開く準備」をしている最中なのです。
たとえばうちのレインも・・・
・自分からそばに寄ってくるようになった
・「もっとちょうだい」と催促するようになった
・ ワガママを言うようになった
これらはすべて、「安心できる場所」「信頼できる人」と感じている証。じゃれなくても、遊ばなくても、それは立派な成長です。
うちのレインは今もなお、わしゃわしゃ撫で回したりできません。でも、私はとっても幸せです。
だから、あなたも焦らなくて大丈夫です。
その子が見せてくれる今だけの表情、今だけの仕草を、どうか大切にしてあげてください。

いつもクールな子が、甘える、急にはしゃぐ姿・・・そのギャップにメロメロです♡
保護犬を迎えたいけど不安な方は、性格やお散歩の様子が分かり、困った時は相談しやすいボランティア譲渡を検討してみてくださいね♪
コメント 承認後、コメントが公開されます。