【保護犬を家族に】倉敷市保健所出身のシディちゃん、家族だけに見せる愛情表現

保護犬

倉敷市保健所に収容される犬は、人と暮らしたことのない「野犬」がほとんどですが、里親さんと暮らす中で甘えることを学び、家族という幸せを手に入れた子がたくさんいます。

はじめは部屋の隅に固まっていた子が、少しずつ、少しずつ、前に出てくるようになると、家族だけに見せる心を許した表情を見られるようになります。

とはいえ、これから保護犬を迎えようと考えている方は「本当に懐くのだろうか」と心配になりますよね。

今回の主役シディちゃんのお姉さんは、「今もめちゃくちゃ甘えてはこないけど、家族だけに見せる控えめな愛情表現が可愛い」と話してくれました。そう、保護犬は、伸びしろしかないのです!

甘えるようになるには数ヶ月、1年以上かかることもありますが、ゆっくり時間をかけて変わる姿に「頑張ってくれてるね!ありがとう」という愛おしい気持ちが湧いてきますよ。

家族だけに見せる控えめな愛情表現が可愛い|シディちゃん

シディちゃんのお姉さんは、「野犬のトリセツ」の挿絵を担当しており、Instagramでは元野犬との暮らしを分かりやすく漫画で投稿されています。

シディちゃんは、宝石のように透き通った瞳、写真からも伝わるツヤツヤの美しい毛並み!

お山出身の元野犬と聞いてビックリの美人ワンコです。

宝石のように透き通った瞳が美しいシディちゃん
愛犬の名前Sidi(シディ)ちゃん
推定年齢5歳(2018生)
我が家記念日2019.05.13
先住犬・猫先代ワンコ:ポメラニアン(お空へ)
SNSInstagram

「うちに迎えたい」まさにピーンときた

先代犬のポメラニアンが天国に行ってから数年、寝る前に人様の可愛いワンコをSNSで見るのがわたしの癒しでした。

いろんなワンコを見ているうちに、「倉敷市保健所ボランティアteamKARメンバー」のX(旧Twitter)が目にとまり、その時里親募集されていた子がシディちゃんです。

レイン
レイン

困り顔が可愛いEdワンコと、Mayaちゃんのママさんのことだね。

まさにピーンときたってやつですね。お問い合わせ期限も迫っていた事もあり、「この子を絶対うちに迎えたい」と思いました。

コテツ
コテツ

シディちゃんと運命の赤い糸が繋がった瞬間だ!

元野犬に力負けしないか不安だった

レイン
レイン

お姉さんは保護犬を飼うのは、はじめてだったの?

そうですね。亡くなった先代犬は、3キロちょっとのポメラニアンでした。

はじめての中型犬という大きさ、元野犬となると力負けしてしまわないか、脱走させてしまわないかなどの心配がありました。

元野犬の中では、13キロと小さめ

お家の中では大人しいですし、怖いことや嫌なことがあると固まってしまうタイプですが、散歩中にビックリして急に走り出す時は、想像以上の力で引っ張ります。

元野犬の中では小柄細身とはいえ、13キロのシディちゃんと、先代のポメラニアンとの力の差を想像するのは難しかったです。

レイン
レイン

レインも大きな音や人の声が苦手……

譲渡前にまずteamKARメンバーの自宅へ行き、シディちゃんと実際に会った後、散歩させてもらいました。

一緒に歩いてみると、「これくらいなら力負けしなさそうだな…」と体感できますし、「自分の力でも大丈夫そうだ」という自信がつきますね。

リードは家族を守る命綱

室内係留の重りに漬物石。脱走対策もバッチリ!

その他にも、脱走対策に必須のダブルリードやショルダーリード、室内では漬物石に係留など、すごくに親切に教えてもらえて安心しました。

今の所は力負けしていないし、アドバイスのお陰で脱走させていません!!

レイン
レイン

脱走させないことは家族を守ることなんだよね

とはいえ、はじめの頃は、私や周りが怖かったのかリードを引っ張りながら歩いてしまい、若干綱引き状態になっていました。

今でも急に走り出す、急に止まることもあるので、散歩の時は気を抜かず運動靴を履いてます。

レイン
レイン

お姉さんが守ってくれて、シディちゃんも安心だ!

お家の中で困ったことはないの?

散歩や脱走の不安はありましたが、一緒に暮らすようになって困ったり、苦労したことはほとんどありません。

強いて言えば、最初の頃にスリッパや毛布をボロボロにした程度ですね。

元気に過ごしてくれるだけで幸せ

お家に来たころは、置物のように固まっていました

おもちゃは震えて拒否しますし、めちゃくちゃ甘えてはこないけど、初めて家に来た頃の置物状態のシディちゃんに比べたら、明らかに距離が近くなりました。

ゆっくりだけど、少しずつ距離が縮まっていることを実感

家族以外には近づきもしないので、シディちゃんなりの愛情表現が感じられますし、家族だけに見せてくれる特別な表情がたまらなく可愛いです!!

遊んで楽しくなっている時以外の無駄吠えは聞かないし、教えたら“お手”や“おかわり”も出来たりと、頭も良くて家族の自慢の愛犬です。

ごはんを食べていると近づいてきて、母の膝にちょこんとアゴを乗せて、ウルウルの上目遣いでの控えめに催促する姿!

ぴったりくっついて一緒に寝る時、散歩する時、手作りのおやつを美味しそうに食べてくれる時、安心して爆睡してくれてる時……。

ただの日常を、毎日シディちゃんが元気そうに過ごしてくれてるだけで幸せです。

レイン
レイン

シディちゃんのお姉さんありがとう!

倉敷市保健所には、ずっとのお家を待っている子がまだまだいるよ。

倉敷市保健所ボランティアteamKARのInstagramをチェックしてみてね!

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